オーストラリアに留学していた頃、年末に「年越しアワビ狩りに行こう」と誘われた時の話。
ヘイショー
とは思ったものの、特に予定のなかった僕は誘われるままに行ってみることに。
年越しからゲームで盛り上がる
年末のカウントダウンの2時間前頃に友人宅に到着。
皆でウイニングイレブンをして盛り上がってたら、いつのまにか12時が過ぎていてカウントダウンを逃すという凡ミスから旅が始まった笑。
夜中の1時くらいに車で出発し、ここから長い道中が始まる。たしか6時間くらい砂漠のような道をドライブした後、どこにでもありそうな海の岩場に到着した。
ヘイショー
一人当たり30匹くらい背負っていたと思う。それくらいの手付かずの大自然にいたのだ。
1人ずつナイフが手渡され、アワビ狩りを開始。
ブラックダイヤモンドと呼ばれる高級食材
アワビはオーストラリアでも高級食材として扱われていて、ブラックダイヤモンドと呼ばれているほど。
今まで友人に釣りに誘われた時の思い出などから、「最終的には一つも採れずに終わるというオチなんだろうな」と予想していたが、この日は違った。
友人が早速手のひらの半分くらいのサイズのアワビをゲット!これお店で買えば一万円くらいするのじゃないかと思えるくらいの巨大サイズ。
僕の方は初めはコツが分からずに苦戦していたものの、ようやく一つ目の巨大アワビをゲット。
浅瀬の海に少し潜って、岩場に貼り付いているアワビをナイフで引っ剥がす感じ。
そんな感じで、僕たちは合計100個以上の巨大アワビを収穫した。
野生のエミューが走り抜ける
予想以上の収穫に大満足で、海を上がって談笑していた僕たちの目に衝撃の光景が入り込んできた。
ヘイショー
エミューがとんでもない速さで駆け抜けていったのを目の当たりにしたのだ。
しかも、走りにくそうなかなり急な斜面を信じられないスピードで。
このスキルはエミューの特性らしい。
なんとも不思議な生き物である。
場所は秘密
最高の元旦を過ごして大満足だった僕は旅の後にまた行きたいと思い友人に場所を聞いたところ、「秘密の場所」ということで教えてもらえなかった。。
なぜかというと場所の在り処が広まってしまうとアワビが採れなくなってしまうので、公にはしていないとのこと。
今思えばなんとしてでもこの場所を聞き出すべきであったと感じている。