- Allbirdsの靴を買おうか迷ってるんだけど、実際に購入した人の感想が聞きたい。
- Allbirdsの魅力ってなに?
- オールバーズって何?どんな特徴があるの?
このような声にお応えするために、今回は今話題のAllbirds(オールバーズ)という靴をレビューしたいと思います。
- オールバーズとは?
- 会社の歴史
- 特徴
- 種類と人気カラー
- サイズ感
- 世界中のセレブが使用している
- その他Q&A
かなりボリューミーな内容になっているので、目次からトピックを選んでみてください。
ちなみに公式サイトはこちら。
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目次
Allbirds(オールバーズ)とは?
近年世界でセンセーションを起こしている話題のシューズブランドです。
海外ではセレブやIT業界の人々に人気で、さらに持っている人は異様な勢いで勧めてくるという謎の靴です。
僕自身が知ったのは2、3年前にデジタルマーケティング界の巨頭Neil PatelとEric Siuが勧めていたのが初めてです。
参考 How to Out-Market a Multi-Billion Dollar Company | marketingshool.io
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会社の歴史
オールバーズはサッカーの元ニュージーランド代表Tim Brownによって2014年に創業されたスタートアップの会社でした。
参考 Allbirds | Wikipedia(英語)
D2C(Direct to Custoemer)と呼ばれる小売/卸売りを介さない流通手段でオンラインと口コミにより人気を加速させていき、投資を集めながら爆発的に成長を加速させていきました。
2020年には新たに1億ドル(約105億円)を調達し、企業価値は17億ドル(約1785億円)にまで膨らんでいます。
参考 オールバーズが新たに100億円を調達、企業価値は1785億円に | WWD Japan
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人気になった理由
allbirdsが人気になった理由を、アメリカの友人はこう話していました。
「友人に勧められたんだけど、物凄い勢いで褒めてたから買ってしまったんだ。購入後は、自分が凄い勢いで友人に勧めてしまったんだ。」
つまり、口コミで人気が広まったという訳です。
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製品の特長
Allbirdsのシューズの特徴を一言で言うと以下の5つに集約されます。
- 履き心地を追求した機能性(素材はウールを使用)
- 洗濯可能
- 環境に配慮された素材を使用している
- マーケティング活動が独特
- 靴下が不要
履き心地を追求した機能性(素材はウールを使用)
履き心地は評判通り、初めて試した時でも履いた時の違和感が無かったです。
ナイキやアディダスの靴を試すと初めは変な感じがすることが多いですが、Allbirdsは素材がウールなので足の形のままに伸縮してくれます。
あとウールは防臭、抗菌に優れているので臭くなりにくいらしいです。
環境に配慮された素材を使用している
Allbirdsの靴は主にウール、ツリー(木材)、サトウキビの素材が使われており、再生可能で環境に配慮された製造工程を実現しています。
気候変動の脅威は極めて深刻で、私たちが日常的に使用する製品の裏にある素材や製造の工程により、この問題を深刻化させるばかりです。私たちAllbirdsは、この地球規模の環境問題を解決するためには、事業や消費者が環境に配慮した代替素材を選択する必要があると理解しています。そのため、私たちは、よりよい方法でよりよいモノ作りを行うことを使命と考えています。
「サステイナブル(持続可能)で快適なシューズ」をコンセプトに掲げている通り、環境問題に対して取り組んでおり、またはそれを企業のスローガンとして掲げている意識の高い会社です。
マーケティング活動が独特
Allbirdsは最近注目されているD2Cモデル(直販)を唯一の販売経路としています。
ちなみにNikeやAddidasなどの普通のブランドはABCマートなどの小売業を通じての販売が売り上げの大部分を占めています。
2014年に創業したAllbirdsは大手企業に対抗するために、SNSなどのデジタルを通じた広報活動や口コミによりファンを獲得を獲得し続けました。
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靴下が不要
店員さんから聞いた話では、Allbirdsの最大の魅力は靴下が不要になることだそうです。
通気性が良く、素材がウールで洗濯可能なので靴下を履く理由がありません。
ただ厳密に言うと、ツリーランナーのタイプは「靴下不要と言われているけど靴下履いた方がいい」と言っていました。
種類と人気カラー
ウールランナーズ
初代モデルで、Allbirdsの地位を築き上げてきた代名詞的存在です。
CEOのTim Brownも「初めはこの一足から試してほしい」と言っているように、Allbirdsの魅力を一番味わえるモデルです。
ウールは夏は湿気を外に逃がすので涼しく、冬は暖かいそうです。
原宿さんの店員さんに聞いた人気カラーは以下の通り。
- 1位 – ウール:黒(濃い目のグレー)x ソール:黒
- 2位 – ウール:真っ黒 x ソール:白
- 3位 – ウール:黒(濃い目のグレー)x ソール:白
ちなみに僕は3位の「黒(濃い目のグレー)x ソール:白」のタイプを購入しました。
店員さんの話では、このタイプは今後はもう販売されなくなるそうで、僕が行った原宿店では27cm以下のサイズは売り切れていました。
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ツリーランナーズ
ユーカリの木で作られていて、通気性が抜群らしいです。
レオナルド・ディカプリオもこのモデルを履いていました。
サイズ感
僕自身は基本27.0cmか27.5cmの靴を履いているのですが、Allbirdsでは28cmがピッタリでした。
ちなみにAllbirdsはサイズが1cm刻みなので、大き目のサイズを選ぶと間違いないです。
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世界中のセレブが使用
レオナルドディカプリオ以外にも、数々のセレブがAllbirdsを履いていたという目撃情報が寄せられています。
- Jessica Alba
- Mila Kunis
- Jennifer Garner
- Hilary Duff
- Emma Roberts
- Whitney Port
- Suki Waterhouse
- Ashton Kutcher
- Ben Affleck
- Kristen Stewart
- Cindy Crawford
- Sophie Turner
- Matthew McConaughey
- Julianne Hough
- Amy Adams
- Camila Alves
参考 These $95 Celeb-Loved Sneakers Are As Comfortable As Wearing Slippers All Day | instyle.com
参考 Celebrities Who Love Their Allbirds Sneakers | footwearnews.com
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本当に環境に配慮されているか?
僕はわりと環境問題に関心が強いので、この手のトピックにはすこし神経質です。
Allbirdsが本当に環境を配慮しているのか?
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ウールが環境に優しいと言われる理由
ウールは19種のアミノ酸の配列を基本としたケラチン(Keratin)というタンパク質で構成され、完全に生分解される繊維です。土中の微生物によって、まず繊維の表面のキューティクル(Cuticle)が侵され、次第に細胞問および細胞内の物質が損傷を受け、フィブリル化し分解が進行します。
ウールが完全に生分解され土に戻るまでの期間は、土壌の質や温湿度など環境条件によって左右されますが、一般には1〜3年位といわれています。海中では2ケ月程度で分解されるという報告もあります。
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ウールの製造工程における環境負荷は高い
ただし「もっとウール製品を売っていこう」と考えるのは問題です。
ウール製品というのは製造工程が複雑なので、生産における二酸化炭素の排出量は多いと言われています。
ウールを生産するためには羊を飼育するために資源を消費する必要がありますし、製造工程で排出される二酸化炭素量は他の繊維と比較するとダントツの1位(※1着あたりの二酸化炭素排出量:1位 ウール 23.4kg、2位 アクリル 19.8kg、3位 ビスコース 16kg、4位 コットン 14.9kg)なのです。
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ヴィーガン製品では無い
Allbirdsはウールが使用されているので、ヴィーガン/クルエルティフリー製品(動物を傷つけない製品)では無いです。ツリーランナーも素材の一部にウールが使用されています。
ただウールは動物を殺して毛皮を狩る訳では無いので、動物は死なないので一応ベジタリアン製品とは言えます。
ウールの製造工程
Allbirdsの公式サイトには以下の文言が詠われていました。
ZQメリノなどの信頼性のある組織と協力して、私たちが使用するウールが畜産、土地利用、動物福祉の高い基準を満たしていることを確認します。
ZQというのはニュージーランドの認証機関で、製造工程において環境や動物への配慮がされているかどうかを見ているそうです。
あとは環境活動に熱心なレオナルド・ディカプリオが出資している会社なので、まぁ大丈夫なのかな~というような気がします。
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ちなみに昔PETAという動物愛護組織がウール製造工程の動物の取り扱い方を暴露して問題になったことがことがありますが、これはもう羊毛業の生産に関わる個人の方々の問題なので、気にするとキリがないです。
あと「羊毛の生産が人道的にありかどうか」を考える必要があると思いますが、僕は現在ある選択肢の中ではこれが一番マシだと考えました。
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結論
allbirdsの靴を持っているから自分は環境問題に貢献しているかと言われれば、そんなことはないと思います。
ただしallbirdsはサステイナビリティを売りにしている会社なので、消費者のコミュニティが知識をつけて製造者側へのニーズを強めていけば、継続的に改善していける可能性はあります。
その他よくある質問
購入して1週間が経ったので、個人的な感想を基に僕が前に持っていた質問に答えていきます。
暖かいの?
僕はallbirdsの前はメッシュ素材のランニングシューズしか履いていなかったので、それと比較すると暖かいです。
Vansなどの普通のスニーカーと比較すると、そんなに変わらないと思います。
ただし伸縮性があるので、モコモコの暖かい靴下を履いても窮屈にならないし、蒸れません。
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デザインは良いの?
僕は正直はじめは好きでなかったです。
Allbirdsを今まで買わなかった理由はデザインと言っても過言ではありません。
ただ購入後は、かっこいいと思うようになりました。
細部を見ると意外に洗練されています。
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履き心地は良い?
これは認めざるを得ないです。
ソールの上に足を置いて、その上に布を被せているような感覚です。
ただ他の靴でも足が慣れてくるので履き続けると違和感は感じなくなるのですが。
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高い?
12,000円くらいで購入したのですが、僕はこれは安いと思います。
普通、小さなブランドが素材とか履き心地にこだわりを持って作ればロットも少ないので5万円とかすると思いますが、1万円ちょっとと言う手の届く価格帯に収まっているのはallbirdsが投資を集めているからだと思います。
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買うべき?
特徴のある靴なので、試してみることをお勧めします。
僕も「ただの流行りでしょ」と思って2~3年無視していたのですが、結局気になって購入してしまいました。
たしか30日間以内であれば返品無料だったと思います。
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まとめ
今回は、僕のお気に入りの靴「allbirds」の感想をお伝えしました。
役に立つと思ったら、シェアやコメントをいただけると幸いです。
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