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英語以外も成長できる。海外留学の「前」と「後」で変わったこと5つ

海外留学を経験した方の話を聞くと、「人生観が変わるほどの衝撃だった」や「別人のように成長できた」というような感想を聞くことが多いのではないでしょうか?

海外留学をした方同士では共感していますが、これから行く方や行くべきか迷っている方にはあまり理解できないことでしょう。

そこで今回は大学生時代にドイツへ1年間の交換留学をした筆者が考える「海外留学の前と後でどのように変わったのか」についてご紹介させて頂きます。

決断力・実行力が身についた

まず一番大きな変化はこれです。何故なら、海外留学をすると決めた時点から、いつ行くのか?どこへ行くのか?何故行くのか?

、、、など決断すべきこと、そして実行すべきことを山ほど経験するからです。

出国前の手続きだけでも山ほどありますが、留学先の国についてからはそれ以上に決断、実行すべき点が多くあります。

日本にいるうちは、留学経験者の先輩や海外経験豊富な教授方に助けて貰いながら進めることはできます。

しかし、留学先の国についてからは基本的には全て自分一人で(最低でも英語で、英語すら通じないところではもっと困難だと思います)調べ進めていかなければなりません。

また留学中には、留学先の国を拠点に周辺の国々へ旅行する方も多いと思います。

その際、週末で行けるのか?長期の休暇中に行くべきなのか?また使用するエアラインは?ホテルは?など、学内以外でも一人で決断、実行する機会がかなり多いです。

このように留学をすると決めてから帰国までの間に、日本にいてはありえないくらいの決断、実行する機会を経験します。

留学中に一人で決断、実行することをし続けていると、そのことが当たり前になり、次の項目の「自分の意思を通せるようになる」という変化に繋がります。

自分の意思を通せるようになった

私がお伝えしたい「自分の意思を通せるようになった」ということは、「わがままを通す」というような自己中心的な考えではなく、あくまでも「意思を通せる、通すことができる」ようになるということです。

また、もう一点注意して頂きたいのが、「自分の意思を持つ」だけでなく「意思を通す」という違いです。単に持つだけでなく、周りに発言、発信することができるようになります。

日本では「協調性」が必要な場面が多く、友人たちと食事に行く際にも、ここの店に行きたい!この料理を食べたい!と意思を持っている方はいると思いますが、それを周りに伝えることができる方はマイノリティーなのではないでしょうか?

もちろん誰でも、食べたいと思った時に食べたい料理を食べられる方が嬉しいし、楽しいと感じるはずです。

全員が言いたいことを言うと場がまとまらないと感じる方もいらっしゃいますが、実際は私がドイツに留学していた時もこのような場面が何度もあり、最初は「みんな主張が激しいなー」と感じていました。

しかし、意外にも全員が意思を通すことで、全員の妥協点を探し、結果的には全員が心から楽しむことができたという経験を何度もしました。

自分も含め、全員が楽しめるためにも「自分の意思を通す」ということも必要なのではないでしょうか。

新しい交友関係に抵抗がなくなった

欧米では、友人と遊びに行く際、共通の友人でない人をその場に連れて来ることが当たり前にあります。

また、誰かがホームパーティーなどを主宰する際にも、その人が自分の友人を手当たり次第に招待するため、招待された方からすると、周りには知らない人だらけという場面も多くあります。

このように欧米では、友人の友人という繋がりで、交友関係が広がることがかなり多いです。

私もドイツに留学してすぐの時は、知らない人が多い場に行くことにはもちろん抵抗がありました。

慣れるまでは、知り合いとばかり話して、知らない人とはほぼ話さずに帰るということもあります。

しかし、そのような場に慣れてくると、常に新しい友人ができることへの期待感が、人見知りな性格を上回っていきます。

特に留学中には、他の留学生が参加するイベントなども多くあり、そのような場面で新しく友人になった人と意気投合し、一緒に旅行に行く中になったということも、私は実際にありました。

基本的には人見知りな性格である私も、留学を通じ、人見知りな性格が変わることはないですが、少なくとも新しい交友関係に抵抗はなくなりました。

新しい交友関係に抵抗がなくなると、日本で就職や転勤で新たな地に行った際にも、すぐに知り合いや友人ができるようになり、そのコネクションが仕事に生かさせることもあります。

日本にはシャイで人見知りな方が多いと思いますので、留学を機に、自分を変えてみてはいかがでしょうか。

海外への壁がなくなった

私が初めて海外に行ったのは、大学2回生の時、大学主催の1週間のベトナムスタディーツアーでした。

その際に海外で面白いと感じ、最終的にはドイツへ長期留学をすることを決めたのですが、ベトナムに行くまでは、海外には行きたいが行く機会がないと感じていました。

周りの友人の話を聞いていると、以前の私のように海外に行きたいが行く機会がないだったり、いつかは住んでみたいけど怖くてできないというような話をよく耳にします。

確かに経験がない方にとっては、最初の海外旅行も、最初の海外長期滞在もハードルが高いと思います。

しかし、一度海外留学を経験すると、そのようなハードルは完全になくなります。

ハードルが低くなるのではなく、完全になくなります。

海外に行く際には飛行機やホテルの費用を準備できないというハードルもあるかと思いますが、例えば私がドイツに行く際の費用をご紹介すると渡航費+宿泊費+食事代で15万円もあれば2週間は滞在できます。

飛行機も日本からの直行便を使えばエコノミークラスでも片道20万円もすることもありますが、海外の便を使い時期によっては7万円で行くことも可能です。

宿泊に関しても、留学中に世界中に友人ができるため、彼らの家に泊めてもらったり、最近では民泊サイトを利用し、安く長期間ステイすることも可能です。

留学中に多くの旅行を経験するとこのようなスキルも身につくため、そういった意味でも海外へのハードルはないも同然と言えます。

母国をより深く知りたくなった

海外留学への出発前から留学中の中盤か終盤までは、その留学先の国または、その他の海外のことに強い興味を抱く方が多いです。

実際私も、ドイツやEU各国については興味を持っていましたが、日本については進んで何かを調べたり、ニュースを見たりということはしていませんでした。

しかし、私がドイツやEU各国について興味を持っていたため、ドイツ人の友人にそれらに関する質問をしていると、その件日本ではどうなんだ?と聞き返された際に、全く答えることができませんでした。

その時、自分も日本の歴史や最近のニュースを知るべきだな、知りたいなと感じるようになりました。

また、留学先でその国の言語を勉強していると、ありきたりではあるのですが、日本語の素晴らしさだったり、微妙なニュアンスの面白さにも気づくことができます。

このように、海外留学を通じ、逆に母国日本に対する興味も強く持つようになる方も多いです。

皆さんも海外留学される際には、自分の興味のある分野で、それについて海外で調べたり聞いたりしたいと考えているのであれば、ぜひとも日本の事例やニュースについても事前に調べておくことをお勧めいたします。

まとめ

海外留学は行く先の国や、滞在の仕方で、できる経験も成長の仕方も変わってくることでしょう。

海外留学を通じ、どこの国に行っても上記のような、もしくはそれ以上の変化、成長を実感できることは間違いありません。

しかし、ただ何も考えずに滞在するだけでは、有効な時間の使い方だとは言えないため、しっかりと準備をし、ぜひともより多くの変化や成長を実感できるような海外留学にしてください!

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