フィリピンは賄賂国家として有名ですよね(賄賂は世界中で横行してますが)。
フィリピンに来て以来、警察官に嘘の罰金を要求された事が2度ありましたので、その時の話を綴りたいと思います。
目次
1回目:コンビニの外でお酒を飲んでいた
その日は友人4人でクラブに行こうという話になり、私のコンドの一階にあるコンビニの前で待ち合わせすることになりました。
4人ともフィリピンに来て初めてクラブに行くという事だったので、景気付けにコンビニでビールを1本飲む事に。
皆でコンビニの外でビールを飲んでいると、警察官らしき人が近づいて来ました。
罰金として1人2000ペソ(日本円5000円)を要求される
「店の外でビールは飲むな」ということで、身分証明書を要求されました。
フィリピンでは野外でお酒を飲むのが違法になるのですが、当時の私たちは住み始めたばかりだったためそのことを知りませんでした。
4人のIDを取り上げた警官は、さらに罰金として1人2000ペソを要求してしました。
1人2000ペソはいくら何でも高すぎるという事で抗議していると、警察官は「俺達は今日、土曜日の夜なのに出勤してるから、その分高いんだ」と訳のわからない理由を並べてきました。
署まで来いと言われましたが、「この状況はやばい」と思ったのでコンドのセキュリティの方に事情を説明し、アドバイスを懇願しました。
彼の話によると、屋外での飲酒による罰金はないとの事。
とりあえず署へ同行することになりましたが、セキュリティの方が「何があっても絶対に払うな」と最後までしっかりと助言してくれました。
署まで同行し、所長らしき人と対面
署まで行くと、所長らしき人が出てきて警官達と少し話をした後、今回は注意のみで罰金なしという事で収まります。
「これで払わずに済む。。」と皆大喜びでしたが、あの要求された1人2000ペソの罰金は何だったのか。。
ヘイショー
と聞くと、所長は堂々と「I don’t know」と答えてきました。
この時から警官達はなぜか突然フレンドリーになり、冗談を言ったりして笑ってごまかそうとしていたという。。。
教訓
フィリピンの警察官に嘘の罰金を要求されているな、と感じた時は
- 必ず誰かに電話して本当の罰金の額を聞いて下さい。
- 地元のフィリピン人や滞在暦が長い日本人に連絡して下さい。
ちなみに屋外でお酒を飲む事は本当に禁止されているので、お気をつけ下さい。。
調べてみるとこの事でトラブルを起こしている外国人は多いようです。
よくブルゴスで外国人が野外で酒を飲んでいたところを取り締まられ、抗議して暴れて監獄されているようです。
この話を聞くと「取り締まられているのに暴れた」外国人が悪いように聞こえますが、仮にこの「暴れた」という部分が警察官によるでっち上げだったとすると。。。
ヘイショー
2回目:立ちションをしていたところ、捕まった
2回目に起こったのは、恥ずかしい話ですが道端で立ちションをしていた時の事です。
2人の警察官がつめよってきて、罰金を払うよう要請してきました。
罰金の額はなんと5000ペソ!!
しかも5000ペソと書いているチラシの切り抜きみたいなモノを見せてきて、「この額払え」みたいな感じで詰め寄ってきました。。
この時は明らかに嘘やろっていうのがすぐにわかりました。
「5000ペソは嘘だろ」と言っても通じず、払わなければ「署で拘置して月曜日の朝まで帰さない」と脅されました。(その日は金曜日の夜)
とりあえず知り合いのフィリピン人の友人の電話すると、5000ペソは高すぎるというのがすぐにわかりました。
「警察官が嘘の罰金を要求し、それがバレると逮捕されて投獄されるらしいからその話をするように」とアドバイスを受けました。
電話を切ってその話をしようとした時、逆に向こうから話しかけてきて「今回は見逃してやる」と言っててきました。
恐らく私が友人と電話で話していた時に「Crazy」とか「Jail」とか言う単語を聞きつけてヤバイと思ったのでしょうか。
教訓
フィリピンの警察官に嘘の罰金を要求されているな、と感じた時は
- 賄賂や嘘の罰金を要求すると投獄されるよと、と言ってやりましょう。
- とにかく誰かに電話して状況説明しましょう。
後は管轄の警察署に直接電話して確認するなどの方法もあります。
番号を事前に知っておく必要性がありますが。
ともあれ、今回は立ちションをしてしまった自分も悪いのですが。。。
ヘイショー
皆さんもお気を付けください!!