転職失敗談。8年の海外就職の末に日本に帰国した理由

今は失意の中でこの記事を書いています。この半年の間に人生の岐路を2度も迎えたにも関わらず、どちらのチャンスもモノに出来ませんでした。自分への戒めの意味も込めて、全てをここに記したいと思います。

この記事を要約するとただの転職の失敗談ですが、ただし僕にとってはそれ以上のもので、今でも思い返すと胸が痛みます。書くことはいろいろあるのですが、とりあえずあらすじはこんな感じです。

  1. 2014年6月からアメリカ・ハワイのWeb制作会社で就業開始
  2. 2017年5月頃、仕事内容とお給料に満足できなかったため、軽い気持ちで転職活動を開始
  3. 2017年7月、2社から内定をもらう
  4. 当時交際していたアメリカ人の彼女との別れに決断が出来ず、また現職で昇給と仕事内容の変更を提案されたため会社に残ることを決断
  5. 仕事内容は変わらず、ただ仕事量が2倍になってしまった
  6. 今度は固い決意で転職活動を再開。交際者とも別れる
  7. 2017年9月、ある外資系の企業から内示をもらう
  8. 2017年10月に辞職。
  9. 内示をもらっていた会社から保留の連絡が入る
  10. 不採用の通知が入る

ということで全てを失ってしまいました。端から見ればなんてバカなことをしたんだろうと思われると思います。全ては自分の意思が固まっていなかったことが原因でした。

転職活動を始めたきっかけ

お給料が平均よりも低かった

ハワイの会社で働き始めて3年くらいが経ちそうな時期だったのですが、この時の私のお給料は平均的なWeb Developerのお給料よりも低い額でした。私自身はデザイン、コーディング、SEOを用いたマーケティング、ライティングなどもこなしていたのでやはり希望としてはもう少し欲しいという気持ちがあり、専門職ではなくサービス業のお仕事をしている友人や新卒でITの会社に入った友人が自分よりも高いお給料をもらっていることに対して嫉妬心を持っていました。

仕事内容に不満があった

仕事内容については正直言うと不満はずっとありました。まぁサラリーマンであれば無い人なんていないと思いますが。。

ただ難しかったのが、私の上司や同僚たちがWebの知識に疎かったこと。自分はWebの世界に情熱があるので日々ネットで情報をチェックしたり本を買って勉強したりしていたのですが、会社で良い作品を作っても知識の無い方々に作品をぐちゃぐちゃにされるのが嫌でたまりませんでした。クライアントが注文つけるのは納得が出来ますが。なぜデザインのことを何も知らない人たちにデザインの指摘をされなければならないのか、というような(本人が見ていたらすみません)葛藤を常に持っていました。

割り切れば済むだけの話ですが、Webの世界が好きで情熱を持っていただけに、ベストなクオリティのものが作れなかった度に失望感を味わいました。

成長が出来なかった

入社してから数々のことを提案してきました。ブログ型のメディアの運用やミニサイト(マイクロサイト)による検索からの集客など。マーケティングの王道はSEO、コンテンツマーケティングだと信じていたので、それが実践できるプラットフォームを持つように提案しましたが、通ることはありませんでした。仕方が無いとは思いますが、SEOのテクニックをどんどん試したかった私としては自分が成長できる環境とは思うことが出来ませんでした。

神サイトと出会った

もう一つきっかけとなったのは、自分が神サイトと崇める「saruwakakun」と「LITERALLY」というブログに出会ったことです。この方のWebサイトに対するこだわりに触れて、今まで妥協してきた自分が恥ずかしく思えました。この方の作品に触れて以来、誰に見せても恥ずかしく無いような最高のWebサイトを作りたいという願望を持つようになりました。これも転職活動を開始したきっかけになったのかもしれません。

アメリカ人の交際相手の存在

ストレスの溜まる仕事環境とは裏腹に、プライベートでは自分を幸せにしてくれる存在の人がいました。彼女とは付き合って数ヶ月だったのですが、いずれは結婚を申し込みたいと思っていた相手です。

アメリカか日本かの選択

一つ問題視していたのが、自分が彼女と結婚することになった場合、ハワイに住み続けなければならないこと。ハワイではIT企業が少ないので、もしそうなった場合は同じ会社に勤め続けなければならない可能性が高いと思いました。そんな理由もあり、転職活動を開始することを決断。彼女には全てが決まってから説得して日本に来てもらおうと考えました。

転職エージェントに登録

そんなことで、日本の転職エージェントのサイトに登録し、オファーを待ってみることにしました。日本の転職エージェントは以前にも利用したことがあるのですが、自分の情報を登録するだけでリクルーターの方々が自分の希望するであろう企業さんをどんどん紹介してくれるシステムです。

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有名企業を続々と紹介してもらい、見事オファー獲得!

エージェントさんからはどんどん有名な外資企業を紹介してもらいました。自分は幅広くのWeb系の仕事をこなしていて海外在住歴も長いため、多くの外資系企業に興味を持っていただけました。そして意外にも早く、2社から正式にオファーをいただくことが出来ました。

年収はかなり高給

オファーをしてくれた会社は私をとても高く評価してくれていたようで、希望額を大きく上回る年棒を提示してくれました。仕事内容的にも希望と一致したので、転職の決意を固めて彼女に相談を持ちかけました。しかし。。

彼女に「日本で一緒に住もう」と話した

一緒に日本で住もうという話をしたのですが、返ってきた答えは予期せぬものでした。いろいろな事情があり、ハワイを離れることは出来ないとのこと。理由はというと、今の会社で働き始めてまだ半年くらいなので経験を積みたいということ、借金があるので今の会社で必死に働いて返さなければいけないこと、母親の面倒を見なければならないということでした。また、遠距離は考えられないとのことでした。

妥協策をいろいろと探したのですが、彼女はとても頑固な性格だったので申し出を受け入れてくれることはありませんでした。

彼女は「You should do whatever you want(自分が正しいと思うことを決断すればいいよ)」と言い、それ以来ずっとうずくまって泣いていました。

いろいろな人に相談した結果

彼女と別れて日本に帰って転職するか、アメリカに残って今の仕事を続けるか。結論が出ずに悩み続けました。いろんな人に相談すると、多くの方から「日本で転職の方が良い」というアドバイスをいただきました。悩みすぎた挙句、Yahoo知恵袋に投稿までしてしまいました。

そこでもほとんどの方々から「日本で転職」というアドバイスをいただきました。それでもなお、彼女と別れる決断が出来ずにいました。

会社の方に相談すると、条件を合わせてくれることに

困り果てた挙句、自分の今の状況を素直に会社の上司に相談してみました。すると、「じゃあ条件を合わせたら残るんだね?」と予期せぬ話へと進展しました。個人的には開きの幅や会社の規模や業界から考えても絶対に合わせるのは無理だと思っていたのですが、もしもハワイの会社で満足なお給料がもらえるのであれば、金銭的な不安はなくなります。

現職から提示されたオファーの内容

上司の方が私に残って欲しいと考えてくれていたようで、会社からは以下のような内容のオファーを提示されました。

  • お給料は2年かけて段階的に引き上げる(最終的には他社のオファー額と合わせる)
  • ただし昇給の条件として、会社の売上向上に対するノルマが課せられる
  • 仕事内容も制作中心から、マーケティング中心へ
  • 会社が運営しているポータルサイトのWebマスターとなり、サイトの集客も担当する

とてもチャレンジングな内容だったのですが、「これで彼女と別れずに済む」と思い、OKの返事を出します。仕事内容的に今までのような指示を受けてサイトを制作するような形ではなく、売上や集客向上に関わる部分が担当できると思い、張り切って仕事を続ける覚悟を持ちました。

実際には同じ仕事内容。仕事量は2倍に増えた

契約の中では売上を増やすノルマが課せられたので売上向上のためのマーケティング中心の仕事になるかと思いきや、実際にはWeb制作の厳しい期限に追われる毎日は変わりませんでした。さらに、今度はポータルサイトのメンテナンスやコーディングを掛け持つことになったので、実質仕事量は2倍くらいに増えました。

というのも、ポータルサイトのWebマスターとして勤めていた方が同じタイミングで辞職したので、その全ての仕事は私に降ってきたという訳です。これらの仕事をこなすのに精一杯で、集客向上の施策を練ったり作業する時間はなく、仕事内容的には以前よりも不満の溜まる内容になってしまいました。

また、マーケティング的な内容をチームの皆に提案したとしても、自分はマネージャーでもなんでもないただの一社員だったので、提案しても通らないという状況は以前と変わりませんでした。

昇給の時は会社にはとても感謝したので「絶対に会社の売上を伸ばそう」と意気込んでいただけに、マーケティングの分野に関われない自分の立場をとても歯がゆく感じました。

再度転職活動開始

仕事が増えてからはとてもストレスの溜まる毎日を送っていたので、しばらくしてから再度転職活動を開始しました。今回は、ハワイを去る確固たる覚悟と共に。

彼女との別れ

彼女にはこの時の状況を正直に説明し、別れることになりました。今でもこの判断が正しかったのかどうか分かりません。彼女のような女性にはもう今後出会える可能性も低いと思うので、もう今後の人生において結婚は諦める必要があるかもしれません。

彼女のことは本気で愛していましたが、今後せまいハワイ暮らしながら、同じ会社でストレスを溜めながら一生働くという決断がどうしても出来なかった。交際を申し込んだのは自分なので自分勝手な話だとは自分でも思います。

世界の一流企業からオファーが出た!!

それから間もなくしてから、日本のとある外資系企業からオファーをいただきました。

  • 世界一規模の大きな不動産会社
  • ポジションはデジタルマーケティングマネージャー
  • 超高給

仕事内容的にもとても良さそうだったので、「これで文句なしの転職ができる」と一安心しました。

退職届けを出すのが早すぎた

嬉しく思ってしまった私は、ここでいくつかのミスを犯してしまいます。

  • 次の会社から正式な契約書が届く前に退職届けを出してしまった
  • いろいろな人に「次の就職先が決まった」という話を会社名と共に出してしまった

オファー保留の知らせが届く

会社に退職届を出した後、エージェントの方から恐ろしい話がやってきました。

「この前内示が出た件だけど。。実は保留になってしまった。急遽他の候補者が出てきて、面接をすることになった」

一体何が起こったというのか。。私は失望のあまり、怒ることさえも出来ませんでした。ただエージェントの方は「ただ大手だからいろいろな人材を見比べる必要があるだけ」と言ってくれていたので、なるほどと思い、大丈夫だと自分に言い聞かせ続けました。

数週間後、不採用の通知を受け取る

そしてその数週間後、不採用の通知を受け取りました。この時点ではある程度分かっていましたし、かなり待たされた時点で「ないな」ということは分かっていました。理由は未だに分からないのですが、一つ気になることは転職の話と会社名をある同僚に話してしまっていたことです。保留の知らせは同じようなタイミングであり、その同僚とはその後なぜか連絡が取れなくなってしまいました。

しかもその後、会社から私の個人ブログを閉鎖するようにという指令もあったりと不幸が重なりました。

まさかとは思いますが。。まぁ私が現実逃避のために誰かのせいにしたいだけなのしれませんが。。このような胸糞悪い気持ちを引きずらないためにも、転職の話はあまり人には他言しない方が良いかもしれません。

今回の教訓

今回の転職活動は私にとって人生を左右するほどの決断だったにも関わらず、いくつものミスを犯してしまいました。

  • 最初のオファーを受けなかった
  • 正式な契約書にサインする前に辞職した
  • 転職することと会社名をいろいろな人に言いふらしてしまった

本当にバカなことをしてしまったと思います。

8年の海外生活の末に見たものは

こんな形で私の8年に及ぶ海外生活は幕を閉じました。学歴スキル英語力ゼロから始まり、ハワイで就職してからは少しは成長できたかと思いきや、最終的にはまたゼロの状態で日本に帰ることになるとは。。人生とはおもしろいものです。

今はその余裕はありませんが、将来振り返って「あれはいい経験だったな」と思える日が来るようになるのでしょうか。

 

2018年4月追記;

転職しました

この記事を読んだいろいろな方からコメントいただいたのですが、日本帰国後に外資系の転職エージェントを通じて再び就職することが出来ました。良かったです。自分の海外挑戦は後味の悪い形で幕を閉じてしまいましたが、もしこれから海外へ飛び立とうとしている方がいましたら、自分の話がお役に立てれば光栄です。もし質問などあればコメントに書き込んでいただけると幸いです。

ご精読ありがとうございました。

4 Comments

匿名

とても気の毒な話ですが、ハワイで良い経験を積まれたのではないでしょうか。世界のヘイショーさんのような生き方はともてかっこいいと思いますよ。頑張ってくださいね。

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miyu

こんにちは。私も約3年ほど、ハワイにいました。F1→J1でしたがJ1からEビザに更新の話を頂いたときに、大変悩みに悩んだ結果、帰国を選びました。今は日本にいますが、日本にいるとハワイとは別の大変なことも多く、そのたびにもし帰国していなければ・・・・。とか考えてしまいます。ヘイショーさんのブログを拝見して、とても共感する部分が多くて思わずコメントしてしまいました。人生は一度きりなので、これから先も、お互い楽しい人生が送れるといいですね 

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世界のヘイショー

そうですか、すごく似ていますね!僕もハワイが恋しくなることはあります(><) 特にハワイのアロハの精神は素晴らしいですね、東京ではあまり譲り合いの精神が無かったり、ぶつかってきて舌打ちをしてくるような人も多いのでまだまだ馴れないところは多いです。。けど日本に住んでいる方が将来に対する安心感はあります。励ましのコメントありがとうございました!

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