8時間かけてハワイのステートID取得を試みた結果

今週の木曜日に、ハワイのステートIDを取得するため有給休暇を利用し、ホノルルの区役所に行った時の話です。

「ハワイのステートIDがあれば本当に便利だから、取得した方がいいよ!」と多くの人に勧められ、ようやく行動を起こしました。

その時は、「ステートID?そんなのいつでも取れるよ!」と軽く考えていました。

この慢心が思わぬ大事件へと発展するとは、夢にも思っていませんでした。

ハワイのステートIDとは??

ハワイのステートIDとは、基本的に身分証明書です。

アメリカでは、居酒屋に行くにもお酒を買うにも、ステートIDがなければ都度パスポートの提示を求められます。

これまではパスポートを常に持ち歩く必要がありました。

また、地元割引「カマアイナレート」を受けられるレストランも多いので、特にワイキキのような観光地では、この割引が大いに役立ちます。

朝8時、事務所へ向かって家を出る。

前日に確認したサイトがこちら。

» ステートIDを取得する – ハワイ移住計画委員会HAWAII Fan!

場所はダウンタウンのカメハメハ大王像の近くという事で、ぎりスケボーで行ける距離という事で頑張ってスケボーで走り出しました。

カピオラニ通りの道は路面が良いので、清々しい気持ちで「いい汗かいたな」と思いながら事務所に到着したところ。。

事務所の場所が移転していました。

しかも移転した場所はダウンタウンを超えたあたりのコスコの近くという事で、けっこう遠い。

新しい事務所に向かって、再びスケボーで走り出した。

バスに乗ろうかと迷ったのですが、この日は一日有給を取っていたので「まだ十分に時間はある」と思い、再びスケボーで走り出しました。

スケボーでここまで遠出をしたのは初めてだったのですが、ダウンタウンの中華街の独特な景色を楽しみながらも、日中に近づくにあたり徐々に暑さが増してきました。

体力の限界を悟りかけた瞬間、新しい事務所へ到着。

時刻は午前9時半を回っていました。

書類チェックで帰宅を強要される。

事務所には2個の長い列ができており、短い方が事前の書類チェック、長い方が手続きの列との事。

短い方の列に並ぶと、30分くらいで自分の番が回ってきました。

「持ってきた書類を見せてくれ」と受付の方に言われ、パスポートと住所を証明するレター2つを提出。

「ソーシャルセキュリティーナンバー(以後SSNに省略)は?」と言われたので自分の番号を伝えると、「原本を持って来い」とのこと。

今までの経験上、何かの手続きの時はSSNは基本的に番号を伝えるだけで良かったので、ここで原本が要求される事は完全に想定外でした。

私が参考にしたハワイナビの「ステートIDを取得する」のページにも載っていませんでしたし。

苦労した辿り着いたにも拘らず、ここで一旦帰宅を余儀なくされた訳です。

バスで帰宅、SSNを持って再び事務所へ。

バスで快適に移動し、SSNを持参して再び事務所へ。

また書類チェックの短い方の列に並び、次の書類チェックは必ず通るだろうとタカをくくりながらも自分の番を待ちます。

自分の番が回って来た時、対応してくれた受付のおばさんに衝撃の一言を告げられます。

受付のおばさん

i-20が必要だ

「わざわざSSNだけ取りに一回家に帰ってるんだけど。。」と抗議していると、「You can try」と手続きの方の長い列に回されました。

この時点で、また家に書類取りに変えるかそのまま列に並ぶかを迷いました。

今回の列はかなり時間がかかりそうで、もし駄目だったらこの日中のステートID取得は無理そうな感じだったのです。

「なんとか説得しよう」と思い、列に並ぶことを選択。

受付のおばさん+責任者と口論に!。。

自分の番が回ってきたときには既に午後2時半に差し掛かっていました。

自分がi-20の書類を持参していない事を悟られないように、持っていた書類を手渡します。

受付のおばさんがコンピューターにタイプし始めて10分、ついに恐れていた事態が訪れました。

受付のおばさん

i-20はどこ?

仕方ないのでさっきと同じく、事情を説明してゴネる作戦を展開します。

ヘイショー

こっちは有給取って朝8時に家出て間違えて古い事務所にスケボーで行ってるんですよ!?一回SSN取りに帰るためだけに往復してるんですよ!?

すると、一回目の書類チェックの時に対応された「SSN持って来い」と言ってきたおじさんが登場しました。

「この人が責任者だったのか!」と思い、「なんであの時i-20も必要だって言って来なかったのか」と指摘します。

おじさんは申し訳なさそうな感じで奥の部屋に戻っていきます。

待つこと10分、おばさんが「J – 1のビザの書類を全て持って来い」と告げに来ました。

ヘイショー

さっきのおじさんともう一度話をさせてくれ。。!

と抗議しましたが、もうあのおじさんが受付に戻って来ることはありませんでした。

戻って来ると責められると思って奥の部屋で待機を決め込んだのでしょう。

泣きながら家に帰宅。

絶望感に浸りながらバスに乗り、家に到着したのは時刻は午後4時。

朝に家を出てから8時間が経過していましたが、結局ステイトIDを取得できず。

今後はステートID無しの人生を歩むことになりそうです。

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