【経験談】アマゾンジャパンの面接対策

更新日: by Heysho

アマゾンジャパンの面接対策でお悩みではありませんか?

本記事では、以下のような疑問にお答えします。

  • アマゾンジャパンの面接で必要な情報
  • 実際に聞かれる質問の内容
  • 具体的な質問と回答例

これらの疑問に答えるため、私自身の経験をご紹介します。

私はこれまでに3回、アマゾンのマーケティング職の面接に挑戦しました。残念ながら採用には至りませんでしたが、前回は「シニアマーケティングマネージャー」のポジションで最終選考まで進むことができ、貴重な経験を積むことができました。

本記事では、その経験から得た以下の内容を詳しく解説します。

  • 効果的な応募方法
  • 面接前の準備ポイント
  • 面接を成功させるコツ

面接を難なく通過するような「天才」のアドバイスも参考になりますが、失敗と試行錯誤を重ねてきた「普通の人間」の視点からのアドバイスも、きっと皆さんの役に立つはずです。

現在アマゾンに応募中の方、これから挑戦される方、ぜひ頑張ってください!

応募する方法

アマゾンジャパンへの応募方法としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 自社サイトから直接応募する
  • 転職エージェントを利用する
  • アマゾンの人事担当者からスカウトを受ける

最も一般的なのは、転職エージェント経由での応募です。

自力で応募する

アマゾンの採用情報サイトは情報が充実しているため、ご自身で直接応募することも可能です。

以下のリンクから、現在募集中の職種をご確認いただけます。

» 東京の求人 | Amazon Jobs

希望する職種にダイレクトに応募できるのがメリットです。時間をかけてじっくりと求人を探したい方に向いています。

ただし、ご自身のスキルセットが、求人票に記載された要件に合致するかどうかをご自身で判断する必要がある点は留意しておきましょう。

転職エージェント経由

転職エージェントの利用は、最も一般的な応募方法の一つです。LinkedInなどのプラットフォームに英語で職務経歴を登録しておくと、エージェントからスカウトが届くことがあります。

転職に関する様々なアドバイスや、面接スケジュールの調整など、手厚いサポートを受けられるのが大きなメリットです。

一方、採用が決定した場合、アマゾン側が転職エージェントに高額な紹介手数料を支払う必要がある点がデメリットとして挙げられますが、この点が選考にどの程度影響するかは不明です。

Amazonの人事部門経由

稀なケースではありますが、私自身、以前アマゾンの面接を受けた際に、人事担当の方から直接ご連絡をいただいたことがあります。

この時は最終選考であるループ面接まで進むことができました。このルートからの応募は、選考を有利に進められる可能性があるかもしれません。

ただし、転職エージェント経由の場合と比較すると、スケジュール調整や面接対策などのサポートは期待できないため、ある程度ご自身でしっかりと準備を進める必要があります。

面接のプロセス

アマゾンの選考プロセスは、書類選考通過後、通常は1次面接とループ面接で構成されています。

ただし、私の場合は2次面接も実施されたため、状況によっては面接の回数が増えることもあります。

  • 1次面接:配属予定部署の上長との面談
  • 2次面接:私の場合は、ループ面接の参加者に外国籍の方が多かったため、英語力を確認する目的で実施された可能性があります。ただし、2次面接を実施するケースは一般的ではないようです。
  • ループ面接:5人の面接官と、各45分間の面談を連続して行います。配属予定部署のメンバーが中心ですが、第三者の視点を取り入れるため、関連部署の担当者が参加することもあります。

1次面接の内容と対策

1次面接は、配属予定部署の上長が面接官を担当します。

面接の流れは、①自己紹介、②志望動機、③過去の経験に関するエピソードトーク、そして④それに対する質疑応答、という形式が一般的です。

エピソードトークの答え方

アマゾンでは、面接前にエピソードトークに関する指示があります。回答は、以下のルールに沿って構成する必要があります。

  • STARメソッドを用いる
  • チームでの取り組みではなく、個人の貢献に焦点を当てる
  • KPI達成への貢献度を具体的な数値で説明する

これらの要素は、1次面接だけでなく最終面接でも重視されるため、事前にしっかりと準備し、練習しておくことをお勧めします。

参考 STAR メソッドを使って行動面接の質問に回答する方法 | Indeed

質問と回答例

  • 質問
    • お客様(クライアント)の期待を大きく上回る成果を出した経験について、具体的に教えてください。
  • 回答
    • Situation(状況):デジタルエージェンシーに勤務していた際、クライアントのウェブサイトの売上向上プロジェクトを10件ほど担当しました。
    • Task(課題):各サイトのSEO対策を行い、「〇〇 〇〇」のようなキーワードでの上位表示を目指しましたが、競合となるまとめサイトやポータルサイトが非常に強く、苦戦しました。また、SEM広告も一般的なキーワードではCPA(顧客獲得単価)が目標値に届かず、断念せざるを得ませんでした。
    • Action(行動):当時、キュレーションサイトがSEOに強い傾向があったため、この点を活用することにしました。「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」のような記事を作成し、〇〇〇〇に4本、〇〇〇〇に30本投稿しました。
    • Results(結果):「〇〇〇〇」「〇〇 〇〇」といったキーワードや、その他ロングテールキーワードで検索順位1位を獲得することができました。その結果、月に〇〇本程度の成約、〇〇万円の売上、サイトへのクリック数〇〇〇〇回を達成しました。特に〇〇〇〇では、月間PV数〇〇万、サイトへのクリック数〇〇〇〇回を達成することができました。

ループ面接(最終面接)の対策

ループ面接は、5人の面接官と各45分間、立て続けに面談を行う形式のため、高い集中力が求められます。

基本的には、一次面接の内容を、異なる5人の面接官に対して繰り返すというイメージで良いでしょう。

ただし、各面接で同じエピソードトークを繰り返すのではなく、できる限り異なるエピソードを用意することをお勧めします。

面接後、5人の面接官が協議を行い、最終的な採用の可否を決定するとのことです。

面接官の構成は、部門長、直属の上司(一次面接担当者)、他部署で業務に関連する可能性のある担当者2名、そして、直接的な関連はないものの、第三者的な視点を持つ担当者1名、といった構成になることが多いようです。

また、インターネット上の情報によると、ループ面接には「バーレイザー」と呼ばれる、採用決定に大きな影響力を持つ人物が存在すると言われています。しかし、誰がバーレイザーであるかを特定するのは困難です。

バーレイザーは、採用担当者の主観的な判断を防ぎ、候補者を公平に評価する役割を担っていると考えられています。

アマゾン面接の特徴

過去3回の私の面接経験と、インターネット上の情報を総合的に分析した結果、アマゾンの面接にはいくつかの共通する傾向が見られました。以下にその特徴をまとめます。

企業理念(リーダーシッププリンシプル)への適合性

アマゾンの企業理念であるリーダーシッププリンシプルは、顧客第一主義、データに基づいた意思決定、自律性、困難に立ち向かう姿勢といった価値観を重視しています。

面接では、これらのリーダーシッププリンシプルへの共感と、具体的な行動への落とし込みが評価されます。事前にAmazonのリーダーシッププリンシプルを理解し、ご自身の経験と照らし合わせて準備することをお勧めします。

参考 Amazonのリーダーシップ・プリンシプル | aboutamazon.jp

自己紹介・志望動機は簡潔に、エピソードトークを重視

自己紹介や志望動機といった一般的な質問もされますが、面接時間は限られています。これらの質問は5~10分程度で終わり、簡潔さが求められます。

「5年後の自分」のような定型的な質問は少ないため、特別な対策は不要でしょう。

エピソードトークにおける深掘り

面接では、「ユーザーファーストな取り組みの経験」や「提案が反対された経験」など、具体的な状況を説明するよう求められます。

その後、面接官から詳細な質問が投げかけられ、経験の背景やプロセスが深く掘り下げられます。

質問は、主体的に行動したのは誰か、KPIは何だったのか、具体的な成果はどれほどだったのか、など多岐にわたります。

エピソードトークでは、事実に反する内容や、他者の功績を誇張して語ることは避けましょう。詳細な質問によって矛盾が生じ、評価を下げる原因となります。正直であることが何よりも重要です。

また、記憶が曖昧な古いエピソードよりも、直近の経験に基づいたエピソードの方が、具体的に語りやすく、説得力が増します。

実績に加え、人間性も評価対象

アマゾンは、華々しい実績を持つスター人材だけでなく、困難な状況でも諦めずに最善を尽くす、模範的な人物を求めています。そのため、面接では個人の人間性も重視される傾向があります。

近年、能力だけでなく人間性を重視する採用は、アマゾンに限った話ではありません。特に管理職以上のポジションでは、この傾向が顕著です。

面接では、現職の会社や上司、同僚に対する批判的な発言は絶対に避けましょう。

アマゾンの人事担当者も「他人を見下すような態度の応募者は、入社後にも問題を起こす可能性があると判断し、慎重に評価します」と述べています。

面接で聞かれる質問例

  • 自身のアイデアが上司または同僚に反対された時の話
  • 顧客第一を意識した施策を実行した時の話
  • 顧客の期待を大きく上回る成果を上げた時の話
  • 納得のいかない評価を上司から受けた際の対応
  • 仕事で苦労した経験、失敗から立ち直った経験
  • 重大な問題を発見した時の話(問題だと判断した根拠を含む)
  • 複雑な問題に直面した時の話(適切な解決策の見つけ方を含む)
  • 仕事でリスクを伴う意思決定をした経験
  • 上司が対応すべき問題を自ら対応した経験
  • 現在のポジションで求められる決断の種類(重要な決断の例を含む)
  • 複数の問題を関連付け、根本的な共通の問題を特定した経験
  • 自身の強みと、その強みがもたらした変化(具体的な例を挙げて)
  • これまでに上司などから受けた指摘と、それに対する反省点
  • 過去の成功事例から一つ選び、具体的な数値を用いて説明
  • KPIを設定して業務に取り組んだ経験(KPIの内容と結果を含む)
  • 最も頻繁に確認・分析する数値とその頻度
  • チームでの仕事でうまくいかなかったケースとその対応
  • 上司や同僚と意見が対立した場合の対処法
  • 指示に従わない相手への接し方
  • 異なる部門とのコミュニケーションで重視すること
  • チーム内の問題を理解するために、多角的に情報を集め分析した経験(誰と話し、どのような情報が役立ったか)
  • 行動前に上司に相談すべきと判断した経験、目標達成のために慣習や方針に反する必要があった経験(必要性の判断方法と行動の影響を含む)

自分が行った面接対策

基本的な質問への回答準備

自己紹介や志望動機など、一般的な質問への回答は事前に準備しておきましょう。

ただし、「自身の強み」や「5年後の展望」といった質問はされない可能性が高いため、特別な準備は不要と考えられます。

具体的なエピソードを15個以上用意

質問に対してその場で考えるよりも、事前に準備した内容を話す方が、より論理的で一貫性のある回答になります。

15個のエピソードで十分かどうかは断言できませんが、様々な質問に対応できるよう、できる限り多くのエピソードを準備し、メモしておくと安心です。

一次面接とループ面接を合わせると、合計10個以上のエピソードトークが必要になります。

同じエピソードの繰り返しを避けるためにも、できるだけ多くのエピソードを用意しておきましょう。

質問に対するエピソードの瞬時選択練習

面接官の質問に対し、準備したエピソードの中から最適なものを瞬時に判断する必要があります。

これは非常に難しく、面接後になって「あの質問には、このエピソードを使うべきだった」と後悔することも少なくありませんでした。

フォローアップ質問への正直な回答

各エピソードトークに対し、平均5個程度のフォローアップ質問がされますが、これに対する効果的な対策は難しいでしょう。

ただし、回答に矛盾が生じることだけは避けるため、必ず事実に基づき、正直に話すことをお勧めします。

おすすめの本

英語での面接に不安がある方は、以下の面接対策本を参考にすることをお勧めします。

英語の読解に抵抗がない場合は、英語で書かれた書籍の方が、より多くの例文が掲載されているためお勧めです。

まとめ

この記事が、皆様の面接対策の一助となれば幸いです。

ご質問等ございましたら、お気軽にコメント欄へお寄せください。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。