「海外旅行。。それは、まさに命を懸けたサバイバルゲームである。」
これはかつての自分が海外旅行でトラブルに遭遇しまくっていた頃に呟いた言葉でした。
いろいろと海外旅行をしてきましたが自分の不注意もあって苦労も絶えず(今もですが)、そんな自分を戒め、今後の海外生活に活かすためにもここに体験記を綴っていきたいと思います。
忘れもしないあの時は年末年始の5連休を利用してアメリカ・ロサンゼルスに一人旅をした時のことでした。
アメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンのクラブで黒人にケンカを売られ、絶対絶命の危機に瀕した事があったので、この時の思い出をここに書き留めたいと思います。
目次
ロサンゼルスへ一人旅
アメリカ・ロサンゼルスへ一人旅に出発。
旅に出た理由は、学生生活を終えて社会人として働き始めて、「これからつまらない人生が始まるのかな」とある種の絶望感に見舞われていた頃。
ヘイショー
という意思表明をするためにLAへの一人旅を急に思いついたことがきっかけでした。
また、当時はまっていたブレイクダンスで「本場アメリカのダンサーとバトルをする」という目標を達成するためにでもありました。
ヘイショー
新年のカウントダウンを祝うためにダウンタウンの街を歩いていた。
12月31日の観光2日目、ダウンタウンの観光を一通り終え、夜にホテルで一人で暇を持て余していました。
年が明けようとしていた時に一人でホテルで寝ていたせいか無性に寂しさを感じ、一人でもカウントダウンを祝おうと外出することに。
外をぶらぶらしていると、クラブらしきものを発見。
ヘイショー
という淡い希望を持ちつつ中に入ろうとしますが、なぜかエントランスでセキュリティーに止められます。
セキュリティ
ヘイショー
セキュリティーの忠告に抗議している内に、面倒くさくなったのか中に入れてもらえることになりました。
いざ中に入ってみると、そこには衝撃の光景が。。。
全員が黒人のクラブで一人浮いていた
クラブの中を見渡すと、自分以外は全員が悪そうな黒人でした。
それでも
ヘイショー
と考えた私は、バーでお酒を一杯飲み、軽く音楽にノリながらダンサーが現れるタイミングを待つことに。
セクシーな4人の女の子がケツを押し付けて来た
そんな感じで時間を過ごしていると、衝撃の展開がそこには待っていました。
黒人の4人の女の子が周囲に来て私の四方を囲み、一緒に踊るようにアプローチしてきたのです!
そしてしまいには4人同時にケツを押し付けてきました!!
ヘイショー
一人で英語もろくにしゃべれない私は、どうすればよいのかわからずただただ戸惑うしかありませんでした。。
黒人の男がケンカを売りに来た
シャイだった私は女の子達と少し距離を置く事に。
その時でした。
目の前に強そうな黒人の男が現れ、胸ぐらをつかむジェスチャーとファイティングポーズのジェスチャーを交互に繰り返して来たのです!
ヘイショー
とにかく私はケンカになる事を恐れました。
周りは全員黒人で完全にアウェーな雰囲気だし、トラブルに巻き込まれて帰りの飛行機の便を乗り過ごすと会社にも迷惑かけるし。。
ファイティングポーズを2,3分くらい繰り返された
ヘイショー
とつたない英語で相手に言いましたが、それでも男は胸ぐらをつかむジェスチャーとファイティングポーズのジェスチャーを交互に繰り返しす事を止めませんでした。
2,3分くらい。
これはもうタダでは済まないと思い、仁義なき戦いを覚悟しました。
しかしこの絶体絶命の状況で私が取った行動は。。
相手に向かってアップロックをかましてみた
ブレイクダンスの立ち踊りの一つで、1,2のリズムで攻撃のジェスチャーをし、3,4のリズムでしゃがむというステップ。バトルなどで相手を挑発する時などに使用される。
こんな感じ↓↓(15秒くらいからアップロックバトルが開始されます)
この時なぜ私がアップロックで対抗したのかは未だに不明ですが。
「ケンカするか逃げるか」の選択を迫られてピンチに瀕していた私は何をしていいか分からず、意味不明な行動を取ってしまったのでした。
すると相手は。
いかつい黒人
と言いながら去っていった。。。
決死のアップロックにより、絶体絶命の危機を乗り越える事ができました。
「芸は身を助ける」というコトワザの意味を悟った瞬間でした。
ヘイショー