- 転職が決まったんだけど、上司にどう話したらいいのか分からない。
- 上司に「なぜ辞めるの?」と聞かれて、本当の理由を話してもいいの?
- 次の会社の待遇が良いからとか、今の仕事が激務だからとか言ってもいいの?
このような疑問にお答えします。
今回は、退職に関する以下の内容に対して自分なりの見解を述べていきます。
- 円満退職が望ましい理由
- 退職理由の作り方
- 人事との退職者面談での振る舞い方
- 退職通知後の同僚や部下への接し方
- 退職する時に会社が有給を使わせてくれない時の対処法
ちなみに僕は過去に6社くらい転職し、良い経験も悪い経験もしてきました。
そんな中からたどり着いた結論を皆さんに共有させていただきます。
目次
円満退職が望ましい理由
必ず円満退職しなければならない理由、それは以下の2点です。
- 将来リファーラルが必要になる可能性がある
- 出戻りできる可能性を残すため
将来リファーラルが必要になる可能性がある
最近は外資系企業で転職する場合、ほとんどの場合で2人のリファーラル(推薦人)を用意する必要があります。
この2人というのは誰でも良いという訳ではなくて、前の会社の直属の上司&2社前の会社の直属の上司、みたいな感じで指定されるケースもあります。
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出戻りできる可能性を残すため
転職して次の会社がブラックだったり人間関係が上手くいかないことは多いです。
その場合、出戻り出来る場所があるとないとでは精神的ストレスが大きく変わります。
転職後1年以内に退職するのは相当な勇気が必要なのですが、転職先が合わなくてメンタルを病んでしまった場合などは出戻りを検討することをおすすめします。
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退職理由の作り方
退職時の理由としては、基本的に3パターンがもっともスムーズに事が進むと思われます。
- 新しい挑戦をして成長したい
- 体調が優れない
- 家族など、個人的な理由
新しい挑戦をして成長したい
相手に「この人は夢を叶えるために前に進んでいるんだな」と思ってもらえれば、ポジティブな気持ちで送り出してくれると思います。
そのために、まずは「自分のキャリアで成し遂げたいこと」と「今の会社と次の会社の違い」を洗い出してみてください。
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- やりたいこと:バイリンガルのWebマーケターとして日本一になりたい
- 今の会社と次の会社の違い
- 会社のサイズ:大きい→小さい
- 業界:化粧品→スポーツ系アパレル
- 役職:SEOマネージャー→Webマーケティングマネージャー
ここから以下のテンプレに当てはめます。
○○を達成するためには、今の○○な環境よりも、より○○な環境で経験を積む必要性があると考えました。
実際の文章を作ってみます。
目標である日本のバイリンガルWebマーケターとして確立した地位を築くため、現在のような大手の会社で制約の多い化粧品業界の中で売上への影響力が大きくないSEOの仕事だけをするのではなく、スピーディーにアクションを展開できる小さい規模の会社で大きな影響力を発揮できる役職で働いて、最速で大きな結果を出していきたいと考えています。
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体調が優れない
これは理由が上手く作れない人向けの方法です。
「体調に問題が無ければ嘘になるので道徳的にどうなの?」と思われるかもしれませんが、退職するということはそれなりのストレスを感じていてそのストレスは体調にも影響していると思います。
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家族など個人的な理由
これは具体的に言うと、実家に帰るとか親の跡を継がないといけない、など。
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人事との退職者面談(イグジットインタビュー)での振る舞い方
退職の手続きが進むと、人事や外部の人から退職者面談というものが設定されます。
これは引き留めるためのものではなく、今後同じように退職者が増えないように企業が改善点を見つけるための面談です。
一般的に以下の内容が質問されます。
- 退職理由
- 職場環境に問題が無かったかどうか
- 上司との関係は問題なかったかどうか
- 新しい仕事のオファーを受けた理由
- 今の仕事でもっとも気に入っていた点は?
- 今の仕事でもっとも気に入らなかった点は?
- 次の代理はどのようなスキルが必要か?
注意点としては、ネガティブなコメントを一切言わないこと。
例えば、ここで上司の悪口をボロクソ言っても誰も喜びません。
会社にとって有益な事実、かつ誰も傷つかない内容のみを答えた方が良いです。
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退職通知後の同僚や部下への接し方
同僚や部下に退職を伝える場合は、以下の2点に気を付ける必要があります。
- 職場の雰囲気を壊さないようにする
- 関係は繋ぎとめておく(連絡先は交換しておく)
職場の雰囲気を壊さないようにする
退職するネガティブな理由を長々と話されても、残る側としては困りますよね。
シンプルに「新しい挑戦をするために退職します」、「環境を変えるために退職します」これだけ伝えて、後は業務上必要な作業を洗い出して引継ぎに取り掛かります。
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関係は繋ぎとめておく(連絡先は交換しておく)
これは気づかない人は多いのですが、人望は財産になります。
もし自分が独立すれば、元同僚が自分に仕事を振ってくれるかもしれません。
次に転職する時にレファーラルになってくれるかもしれません。
僕も今まで辞める時に「すべて一からやり直したい」と考えていたために連絡先を交換しなかったことが多いのですが、後から後悔することが多かったです。
退職メールにLinkedInのリンクを載せておく
僕は今まで退職に対して後ろめたい気持ちがあったので退職メールはあっさりしたメッセージを送っていたのですが、最近は「良質なコネを築くこと」は人生の一大テーマだと考えるようになったので、LinkedInのリンクを載せるようにしました。
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ちなみに僕が送った結果、一緒に楽しく仕事が出来て、「この人とつながっていたい」と思えるような人からは友達申請が来ました。
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退職代行は絶対にNG
最近日本に退職代行というサービスが登場していて、転職系のWebサイトの記事で紹介されたり勧められたりしていますが、絶対にこれは止めてください。
もちろん社会人としてのキャリアを終える、または精神的にもう追い込まれすぎている場合は仕方がないです。
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言うのが怖ければ「体調が優れないので退職します」でも良いです。
対面が怖ければメールでも良いです。
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退職する時に会社が有給を使わせてくれない時の対処法
よくある話ですが、退職する時に残っている有給をフルで消化させないように振舞ってくる会社はよくあります。
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この行為が違法ということは簡単に分かるので、問題ないということが分かります。
参考 退職するのに有給消化を拒否された!労働基準監督署へ相談するべき?
簡単に要約すると、以下の手順を踏めば解決します。
- 社内のコンプライアンス部門に相談
- 労働基準監督署に相談
- 上司、または人事に「労働基準監督署に相談に相談したところ、有給を取らせないのは違法だと確認できた」とやんわり言う
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ここまで来ても解決しない場合は、仕方ないですが強硬手段を取る必要があります。
- 勝手に有給申請を行う(必ず証拠を残す)
- 有給分のお給料が未払いであれば、弁護士に相談します。
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おすすめの方法:
上記の方法が一般的なセオリーだと思いますが、円満退社を望むのであればなるべくエスカレートしない方がいいですよね。
そういうにおすすめな方法は、以下の2点です。
- 最終出社日までに引き継ぎを問題なく済ますことが出来ることを証明する
- その後に相手に対して承認へのフォローアップを行いまくる
会社側の懸念として「引継ぎが上手く行うことが出来なければ業務に支障が出るのではないか」というがあると思うので、それが問題なく行えるということを証明します。
それが出来れば、もう後は承認のフォローアップをしまくるだけです。
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電話して、理詰めで話をするのも良いです。(あくまでも冷静に話してください。)
その他にもいろいろな方法がありますが、交渉術で相手にYesを言わせる方法を勉強して、それを実践すればOKです。
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まとめ
一通りの疑問をカバーしたつもりですが、他に質問などがあればコメントいただければ回答します。
皆さんが穏便に退職できるために、お役に立てることが出来れば幸いです。
ヘイショー