今日は興味深い情報を仕入れたので、紹介したいと思います。
アメリカ、いや全世界で急速に人気が拡大している音楽のジャンルの一つ、「トラップミュージック(Trap Music)」について。
僕自身、ヒップホップのミックスを探す時によく「Trap Music」「Trap Hiphop」というジャンルを見かけていたので前々から気になっていたのですが、先日Hiphop好きの黒人の友人にその歴史や裏話など根掘り葉掘り聞いてみました。
トラップの意味は??
トラップミュージックの「トラップ」は、アメリカ人の若者の間で流行している「Trap House」のトラップから来ています。
トラップハウスとは、若者がマリファナを吸いながらパーティーをする為に利用する誰も住んでいない家(ゴーストハウス)のこと。
若者たちが親の目を盗んでパーティーをする秘密基地のような場所です。
1990年代になり、これらのトラップハウスの中で音楽制作をするDJやラッパーが現れ始め、ここで作られた音楽はヒップホップのジャンルとして確立されるようになりました。
どのような音楽がトラップミュージックか?
よく「Trap Mix」というタイトルでランダムなElectroやHouseをミックスしているDJがいますが、本物のHiphopカルチャーを知っている人達からすると、これら音楽はオリジナルのTrapではないとのことです。
典型的なトラップはこういう感じです。
やがてトラップは様々な音楽シーンに影響を与え、EDMやハウスなどにも取り入れられるようになりました。
3、4年前に流行ったHarlem Shakeもトラップの要素を取り入れていると言えます。
音楽のジャンルの特徴を口頭で表現するのは難しいですね。
Wikipediaで調べると、
重低音を強調したビートに、スネアドラムの連続音や、派手な電子音を加える中毒性の高いスタイルが一般的
と書いています。
歌詞の内容について
歌詞の内容は、
- お金
- Success(成功、野心)
- ドラッグ
- ライフスタイル(人生について)
- パーティー
- ファッション
- Metaphor(ギャングなどのストリートライフ)
- Vices(悪い習慣、非法行為)
などについて。
これらの内容をアグレッシブに表現しているのがトラップの特徴です。
ドラゴンボールのベジータの心境になりきった曲
中には笑ってしまうような面白い曲もあります。
漫画「ドラゴンボールZ」でどうしてもスーパーサイヤ人になれなかったベジータが初めてトランクスを見た時の心境を歌ったもの。
謎の少年トランクスがいとも簡単にスーパーサイヤ人になったところを見て嫉妬に狂ったベジータを描いています笑。
歌詞はこちら↓↓
>>Super Saiyan Trunks – Lil Uzi Vert
その他の有名Trapアーティスト
有名どころは冒頭で登場したYoung Thugや下記のFutureなど。
ドープな動画を探したい場合は「worldstarhiphop.com」というサイトで「trap」で検索するとヒットします。
>>World Star Hiphopの「trap」検索画面
日本でも人気爆発の予感。。!
まだ日本では認知度は低いかもしれませんが、最近の日本人ラッパーもトラップの要素を取り入れる人がかなり多くなってきてますね。
日本でいい感じのトラップの雰囲気を出しているのは釈迦坊主あたりでしょうか。
ヘイショー