ふきげん猫ちび
ふきげん猫ちび
このブログを開設してからこの質問をよく受けるのですが、その場で答えた時はベストな回答が出来ていなかったんじゃないか、と思ったので今回じっくりと考えてみました。
今回の記事では、以下のトピックについて解説します。
- 決めておきたい条件
- シチュエーション別の考察
- アドバイス
自分自身、英語もあまり話せない、Web系の仕事も未経験、という状態から何とかアメリカ就職を達成できたので、自分と同じような普通の方々に参考になるように経験談をお伝えします。
目次
決めておきたい条件
「未経験だけど海外で働くにはどうすればよいか」という質問はとても漠然です。
これに対してぱっと回答するのが難しい理由は以下の通りです。
- 確率は職種や国、個人の性格や企業との相性によって変わってくる。
- その国の該当する職種での求人を一通り見ないと分からない
- 求人を一通り見て可能性が薄いと分かったとしても、募集要項と自分のスキルセットのマッチ率が高い、タイミングが良かった、コネがある、などのレアケースによっていける場合なんかもあって可能性が0になることは無い
なので、まずはまずは自分の欲しい条件を書き出してみるとよいです。
- どの国で働きたいのか?
- 何の仕事がしたいのか?
- 給料はいくら欲しいのか?
- 自分の独自の強みは何か?
もしも経験者や転職エージェントに質問する場合は、これらの情報を合わせてお伝えするとよいです。
ヘイショー
シチュエーション別の考察
国や職種が具体的に決まっている場合
この場合は転職エージェントに相談するのが良いです。
求人票を回してもらうようにしておくと、募集要項で共通するスキルセットが見えてくるので、そのスキルを身に着けて根気よく待ち続けるのが良いと思います。
自分で求人サイトを見て探すのもよいですが、外国人籍の人に労働ビザを支給できる企業はそもそもレアなので、求人全体から探すと良い案件を見つけても実際にそこから面接まで行けることは少ないです。
ヘイショー
とりあえず日本で働いて経験を積もう、とりあえず学校に行こう、と思うのではなく、「〇〇の〇〇の仕事に就くにはどうすればよいのか?」という着眼点からスタートして、一つ一つの壁をクリアにしていくことをお勧めします。
関連記事 海外就職の求人サイト&転職エージェント
漠然とWeb系の仕事を海外でしたいと考えている場合
僕自身がそうだったのですが、まずはそれぞれの基礎的な能力を身に着けるところから始めることをお勧めします。
例えば英語で言うとオンライン英会話を始めたり、ワーホリで海外に住んでみたり。
Webのスキルで言うと、HTML/CSSを勉強してフリーランスやバイトをしてみたりするところから始めて見る、などです。
どちらを優先すれば良いかというと、個人的には英語を優先した方がよいと思っています。
理由としては、留学は若い内の方がやりやすいこと(年を取ると友達が出来にくい)と、英語の方が実務レベルに行けるまで時間がかかるからです。
また英語の場合はある程度のレベルまで行くと、外国人の友人が増えたり英語の仕事が回ってくるようになったりして自然に伸びていきます。
ヘイショー
関連記事 未経験から留学→英語圏でWebデザイナーに海外就職した体験談
仕事の内容はどうでもよいので、とにかく欧米でワークライフバランスの取れるIT系の仕事がしたい場合
これは今でも通用するかは分からないのですが、欧米でIT系の仕事に未経験から就きたい場合は、現地の専門学校でセキュリティ、インフラ、サーバー系などの誰もやりたくなさそうな分野でDiplomaの学位を取って就職活動をすることも良いかもしれません。
僕がオーストラリア・アデレードの専門学校に行っていた頃、コースがマルチメディア(クリエイティブ、動画編集系)、Web Development(Web開発、フロントエンド系)、Software Development(バックエンド系)、セキュリティ/インフラ系の4種類から選択することが出来ました。
現地の学生などはマルチメディア、Web Developmentなどのコースを選ぶ人が多かったのですが、発展途上国から来た現地就職→永住権狙いの方々はインフラ/セキュリティの分野を選ぶ人が多かったです。
あと昔リサーチしていた頃に、ニュージーランドの専門学校で「1年半通ったら高い確率で現地で就職出来て永住権まで取れる」という学校を見つけたことがあります。
その時のコースもSoftware Development(バックエンド系)とセキュリティ/インフラ系だったと思います。
ただし、これらのコースはガチのエンジニア気質の人で英語力もそこそこないと相当きついと思うので、皆にお勧めは出来ないですが。。
ヘイショー
参考 Top 10 courses that can lead to PR prospects in New Zealand | Global Reach
職種は何でもいいからとにかく試しに海外で働いてみたい
キャリアとしてではなく人生経験を積むために海外で働きたい場合は、以下の環境で働いている方々をよく見かけました。
- シンガポール、フィリピン … コールセンター、その他の日本語を生かした仕事
- オーストラリア … ワーホリでレストラン系
- ハワイ … J-1ビザで観光系の仕事。エージェントに50万~100万くらい払えば手配してもらえる。
ヘイショー
関連記事 オーストラリアのワーキングホリデーについて詳しく解説
関連記事 東南アジアで未経験/日本語のみで働く方法
アドバイス
Web系の仕事においては選ぶ職種が超重要で、自分が必ず好きだと思える分野を選ぶことをお勧めします。
理由として、10年20年の長期で考えた場合、好きな分野で働いたほうが努力のハードルが下がってレベルアップしやすいからです。
例えば自分の場合はWebサイトのフロントエンドをデザインしたり作ったり運営する仕事が好きだったので、オーストラリアの就職は諦めてフィリピンのECサイト運営会社を選びました。
もし僕がオーストラリアで働くことを最重要視していたのであれば、セキュリティやサーバー系の専門学校に行ってその学位を使って現地に就職活動していたと思います。
結果として僕はWebの仕事が大好きになって順調にキャリアを築けたので、今では海外も含めていろいろな仕事のオファーをもらえるようになりました。
ヘイショー
参考 10の質問に答えるだけ。好きなことの見つけ方を専門家が解説する | 八木仁平公式サイト
まとめ
お役に立てれば幸いです!
ヘイショー
euygaf