海外からの転職失敗談。帰国しました【海外就職ブログ】
更新日: by Work Study Abroad
今は失意の中、この記事を書いています。この半年で人生の岐路を二度も迎えましたが、いずれのチャンスも活かすことができませんでした。
自分への戒めとして、ここに全てを記したいと思います。
この記事は単なる転職失敗談に過ぎないかもしれませんが、私にとっては深い意味を持ち、今でも思い出すと胸が痛みます。
経緯は複雑ですが、簡単にまとめると以下のようになります。
- 2014年6月からアメリカ・ハワイのWeb制作会社で勤務開始
- 2017年5月頃、仕事内容と給与に不満を感じ、転職活動を開始
- 2017年7月、2社から内定を獲得
- 当時交際していたアメリカ人の彼女との別れを決断できず、また現職から昇給と仕事内容の変更を提案されたため、会社に残ることを決意
- 実際には仕事内容は変わらず、仕事量だけが倍増
- 決意を新たに転職活動を再開し、交際相手とも別れを決断
- 2017年9月、外資系企業から内示を獲得
- 2017年10月に退職
- 内示を得ていた会社から保留の連絡
- 最終的に不採用通知を受領
全てを失ってしまいました。
他人から見れば、愚かな選択だったと思われるかもしれません。
全ては、自分の優柔不断さが原因でした。
転職活動を始めたきっかけ
お給料が平均よりも低かった
ハワイの会社で働き始めて3年ほど経った頃、私の給与は平均的なWeb Developerの給与を下回っていました。
デザイン、コーディング、SEOマーケティング、ライティングなど幅広い業務を担当していたため、もう少し高い報酬を期待していました。
専門職ではないサービス業の友人や、新卒でIT企業に入社した友人が私より高い給与を得ていることに、正直なところ焦りを感じていました。
仕事内容に不満があった
仕事内容についても以前から不満を抱えていました。
これはサラリーマンであれば誰もが経験する感情かもしれませんが…。
成長できているという実感がなかった
当時の私は焦燥感に駆られており、負けず嫌いな性格から、より早く成長したいという強い思いがありました。
客観的には成長していたのかもしれませんが、自分が描いていたキャリアの成長曲線とはかけ離れていると感じていました。
アメリカ人の交際相手の存在

仕事環境のストレスとは対照的に、プライベートでは私を幸せにしてくれる人がいました。
交際期間はまだ数ヶ月でしたが、将来的には結婚を考えていた相手です。
アメリカか日本かの選択
悩みの一つは、彼女と結婚した場合、ハワイに住み続ける必要があるという点でした。
ハワイにはIT企業が限られているため、キャリアアップのためには同じ会社に留まらざるを得ないという現実がありました。
このような状況から、転職活動を始めることを決意しました。
彼女には、全てが決まってから日本への移住を提案しようと考えていました。
転職エージェントに登録

日本の転職エージェントに登録し、求人情報を待つことにしました。
以前も利用したことがある日本の転職エージェントは、プロフィールを登録するだけで、リクルーターが自分の希望に合った企業を紹介してくれるシステムです。
有名企業を続々と紹介してもらい、見事オファー獲得!
エージェントからは次々と著名な外資系企業を紹介していただきました。
幅広いWeb関連スキルと長期の海外在住経験があったため、多くの外資系企業から関心を持っていただけました。
予想以上に早く、2社から正式なオファーをいただくことができました。
年収はかなり高給
オファーを出してくれた会社は私のスキルを高く評価してくれており、希望額を大幅に上回る年俸を提示してくれました。
仕事内容も希望通りだったため、転職を決意し、彼女に相談することにしました。しかし…。
彼女に「日本で一緒に住もう」と話した
彼女に日本での同居を提案したところ、予想外の反応がありました。
様々な事情からハワイを離れることはできないと言われました。
理由としては、現在の会社で働き始めてまだ半年程度で経験を積みたいこと、返済中の借金があること、母親の介護が必要なことなどが挙げられました。
また、遠距離恋愛は考えられないとも言われました。
様々な妥協案を提案しましたが、彼女は非常に頑固な性格で、私の提案を受け入れてくれませんでした。
彼女は「You should do whatever you want(あなたがしたいことをすればいい)」と言い、その後はただ泣き続けていました。
いろいろな人に相談した結果

彼女と別れて日本に帰国するか、アメリカに残って現職を続けるか。
決断できずに悩み続けました。多くの人に相談したところ、大半は「日本での転職を選ぶべき」というアドバイスでした。
悩みが深すぎて、ついにはYahoo!知恵袋に投稿するまでに至りました。
そこでも多くの方から「日本での転職」を勧められました。
それでも、彼女との別れを決断することができませんでした。
会社の方に相談すると、条件を合わせてくれることに

途方に暮れた私は、状況を上司に正直に相談してみました。
すると意外にも「条件を合わせれば残ってくれるか?」という反応がありました。
給与の差や会社規模、業界の違いを考えると条件を合わせるのは難しいと思っていましたが、ハワイの会社で満足できる給与が得られるなら、経済的な不安は解消されます。
現職から提示されたオファーの内容
上司は私の継続勤務を望んでおり、以下のような条件を提示してくれました。
- 給与は2年かけて段階的に引き上げる(最終的には他社オファーと同等レベルに)
- ただし、昇給条件として会社の売上向上に関するノルマが設定される
- 仕事内容を制作中心からマーケティング中心へ移行
- 会社運営のポータルサイトのWebマスターとして集客も担当
チャレンジングな内容でしたが、「彼女との関係を維持できる」と考え、承諾しました。
また、指示を受けてサイトを制作するだけでなく、売上や集客向上に関わる重要な役割を担えると思い、新たな意欲を持って仕事に取り組む決意をしました。
実際には同じ仕事内容。仕事量は2倍に増えた

契約上は売上向上のノルマがあったため、マーケティング中心の業務になると期待していましたが、実際にはWeb制作の厳しい納期に追われる日々は変わりませんでした。
さらに、ポータルサイトのメンテナンスやコーディングも担当することになり、実質的な業務量は倍増しました。
これは、ポータルサイトのWebマスターが同時期に退職したため、その全ての業務が私に移管されたからです。
これらの業務をこなすだけで精一杯となり、集客向上のための施策を考案・実行する時間がなく、仕事内容への不満は以前より大きくなりました。
また、マーケティング施策をチームに提案しても、マネージャー職ではない一社員の立場では提案が採用されることはほとんどありませんでした。
昇給時には会社に深く感謝し「必ず売上向上に貢献しよう」と意気込んでいただけに、マーケティング分野で貢献できない状況に歯がゆさを感じました。
再度転職活動開始
業務増加によるストレスが日々蓄積していったため、しばらくして再び転職活動を始めました。
今度は、ハワイを離れるという固い決意を持って。
彼女との別れ
今でもこの決断が正しかったのか、確信が持てません。
彼女のような素晴らしい人に二度と出会えないかもしれないという思いが、時に将来の結婚さえ諦めるべきかと考えさせます。
彼女を心から愛していましたが、狭いハワイの地で、ストレスを抱えながら同じ会社で一生働くという未来を受け入れることができませんでした。
最初に交際を申し込んだのは私自身であり、この結末が自分勝手なものだと十分理解しています。
世界の一流企業からオファーが出た
- 世界一の規模を誇る不動産会社
- ポジションはデジタルマーケティングマネージャー
- 超高給
仕事内容も理想的で、「これで完璧な転職ができる」と安堵したのもつかの間でした。
オファー保留の知らせが届く
会社に退職届を提出した直後、転職エージェントから思いがけない連絡がありました。
「先日内定が出た件ですが、実は保留になってしまいました。急遽、他の候補者が現れ、面接を行うことになったそうです。」
何が起きたのか理解できず、ただ呆然としていました。
失望のあまり、怒りすら感じられませんでした。
エージェントは「大手企業では様々な人材を比較検討するのが通常です」と説明してくれましたが、私はそれを信じ、大丈夫だと自分に言い聞かせ続けました。
数週間後、不採用の通知を受け取る
この時点である程度は覚悟していましたし、長期間待たされた時点で厳しい結果になると感じていました。
後日エージェントから聞いた話では、外資系企業の採用プロセスではこうしたことがよくあるとのこと。
会社の方針変更が頻繁に行われるため、内定取り消しや求人自体の取り下げも珍しくないそうです。
今回の教訓
この転職活動は私の人生を左右する重大な決断だったにもかかわらず、いくつかの致命的な過ちを犯してしまいました。
- 最初のオファーを安易に断ってしまった
- 正式な契約書にサインする前に退職してしまった
今振り返ると、非常に軽率な判断だったと後悔しています。
8年の海外生活の末に見たものは
こうして、私の8年に及ぶ海外生活は幕を閉じました。
学歴、スキル、英語力、すべてゼロの状態から始まり、ハワイで就職してからは成長できたと思っていましたが、結局また原点に戻って日本に帰国することになるとは想像もしていませんでした。
人生は本当に予測不可能なものですね。
今はまだ心の整理がつきませんが、いつか将来、この経験を「良い学びだった」と前向きに捉えられる日が来ることを願っています。
2018年4月追記:
転職しました
この記事を読んでくださった多くの方からコメントをいただきましたが、日本帰国後に外資系の転職エージェントを通じて、無事に再就職することができました。
本当に安堵しています。
私の海外挑戦は後味の悪い形で終わってしまいましたが、これから海外へ飛び立とうとしている方々にとって、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
ご質問などございましたら、お気軽にコメント欄にお寄せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。