アメリカ・ハワイの確定申告(タックスリターン)の方法
更新日: by Work Study Abroad
「アメリカで働いているけれど、今年のタックスリターンをどうすればいいか分からない…」
「お金がないから、できる限り自分で頑張りたい。」
「アメリカでは自分で確定申告をしないといけないって聞いたけれど、どんな感じなんだろう?」
このような疑問にお答えします。
この記事では、アメリカ(特にハワイ)での確定申告について、初心者にも分かりやすく解説します。
- タックスリターン(確定申告)の基本知識
- フェデラル(連邦)とステート(州)の申告の違い
- 申告方法の選び方と各方法のメリット・デメリット
- 具体的な手続きの流れと必要書類
この記事を読めば、アメリカでの確定申告の全体像を把握でき、自分に合った申告方法を選べるようになります。
初めての確定申告でも安心して取り組めるよう、ぜひ参考にしてください。
タックスリターンとは?
タックスリターンは、日本でいう確定申告にあたるものです。
日本の会社員の場合、確定申告は会社が年末調整として行うため自分で手続きする必要がありませんが、アメリカでは原則として自分で行う必要があります。
タックスリターンの種類
アメリカのタックスリターンには、「フェデラル」と「ステート」の2種類があります。
フェデラルは連邦税、ステートは州税に対する申告です。両方とも提出する必要があります。
フェデラル(Federal)タックスリターンとは?
アメリカ合衆国政府に納める連邦税の申告です。全米共通の手続きで、Internal Revenue Service (IRS)に提出します。
参考 IRS tax forms | Wikipedia(英語)
ステート(State)タックスリターンとは?
居住している州に納める州税の申告です。州によって税率や手続きが異なります。ハワイ州の場合は、Hawaii Department of Taxation に提出します。
タックスリターンの方法
アメリカでタックスリターンを行う場合、主に以下の3つの方法があります。
- 会計事務所などの専門家に依頼する:手数料はかかりますが、確実で最も簡単な方法です
- タックスリターン用ソフトウェアを利用する:アメリカ人に最も人気の方法。TurboTaxやH&R Blockなどが有名です
- 自分で書類に記入して提出する:費用は節約できますが、時間と労力がかかります
会計事務所などの専門家に依頼する
英語に自信がない方、手続きが複雑な方(投資収入がある、複数の州で働いた等)、または初めての申告で不安な方におすすめです。
料金の目安は、フェデラルが130ドル程度、ステートが60ドル程度です(J-1ビザ、独身、ハワイ在住の場合)。状況によって料金は変わります。
タックスリターン用ソフトウェアを利用する
アメリカに長く住んでいる方や、比較的シンプルな申告の場合におすすめです。
主なソフトウェアには、TurboTax、H&R Block、TaxActなどがあります。
有料プランに登録すると、データが保存され翌年の申告が簡単になります。また、税金の還付額を最大化するためのアドバイスも受けられます。
無料版でも基本的な申告は可能ですが、途中で有料版へのアップグレードを勧められることが多いので注意が必要です。
注意点:TurboTaxはJ-1ビザなどの非居住者には対応していない場合があります。H&R Blockは対応していますが、追加料金がかかることがあります。
自分で書類に記入して提出する
J-1ビザの方や、費用を最小限に抑えたい方におすすめです。
IRSや州税務署のウェブサイトから必要なフォームとインストラクションをダウンロードし、指示に従って記入します。
時間はかかりますが、確定申告の仕組みを理解するのに役立ちます。また、ソフトウェアが対応していないビザの種類でも申告できます。
タックスリターンの手順
- 提出書類を確認する
- ソフトウェアまたは代行業者を利用してフォームに記入する
- 提出する
STEP 1. 提出書類を確認する
J-1ビザの場合
- フェデラル
- ステート
- N-15… ハワイ州の非居住者用の申請フォーム
リンクをクリックすると、各書類のダウンロードページに移動します。
H-1Bビザの場合
各フォームの記入にあたっては、必ず公式サイトのインストラクションを参照してください。誤りがあると訂正を求められ、追加料金や遅延が発生する場合があります。
STEP 2. ソフトウェアまたは代行業者を利用してフォームに記入する
以下の確定申告ソフトが一般的に利用されています:
J-1ビザの場合の注意点
J-1ビザ保持者の場合、上記の確定申告ソフトが非居住者向けの申告に完全対応していないことがあります。そのため、自分で書類を作成するか、専門の代行業者に依頼することをおすすめします。
筆者の経験では、フェデラルのタックスリターンは自分でインストラクションを読みながら作成しましたが、ステートの申告は複雑だったため、最終的に会計の専門家に依頼しました。
代行業者に依頼する場合、すでに提出済みのフェデラルの書類を渡せば、必要な情報をそこから取得してもらえます。費用の目安は、フェデラルが130ドル程度、ステートが60ドル程度です(状況により異なります)。
STEP 3. 提出する
申告書の提出方法は主に2つあります:
- 郵送で提出:書類を印刷して署名し、指定された住所に郵送します。
- E-File(電子申告):オンラインで提出する方法です。TurboTaxなどのソフトウェアを利用する場合は、E-Fileのオプションを選択できます。
提出期限は通常4月15日ですが、海外在住者には自動的に2ヶ月の延長が適用されます。
まとめ
タックスリターンは複雑に感じるかもしれませんが、一度経験すれば次回からはスムーズに進められるようになります。また、間違いがあっても税務署から訂正依頼が来るので、完璧を目指しすぎる必要はありません。
初めての方は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。特にビザの種類によって申告方法が異なるため、自分の状況に合った正確な情報を得ることが重要です。