こんにちは、世界のヘイショーです。
今まではハワイ、シンガポール、フィリピンでの仕事の探し方の記事を書いてきたのですが、好評だったので最後にオーストラリアでの就職活動の方法をまとめます。
ちなみにがっかりさせてしまうかもしれませんが、私自身はオーストラリアでの就職の夢は叶えることが出来ませんでした。(その後フィリピン、ハワイで海外就職しましたが。)
TAFEというオーストラリアの専門学校でWeb Developmentを勉強した後に現地で就職活動をしたのですが、どうしても実現できなかったためにオーストラリアを去りフィリピンで就職しました。
ただし
そんな中で、自分の中で「こうすれば良かったのではないか」というポイントがいくつかあり、また実際に就職した友人なども多数いますので、ここでは実体験に基づくアドバイスをさせていただきます。
本当は成功体験の記事を書きたかったのですが、個人的には成功体験より失敗体験の方が役に立つと思います。
実際僕はこの経験を活かして、フィリピン就職→ハワイ就職という道を辿り、現在は転職エージェントを通じて外資系企業で年収650万円残業無しで悠々と働いています。
目次
就業ビザ、永住権が取りやすい職種リスト
オーストラリアでは移民政策により、国内に不足している職種の人に就労ビザや永住権を与えようとする傾向にあります。
これらの職種はオーストラリア政府のサイトに公表されています。
>>Skilled Occupation List (SOL) Australia
難しい点は、このリストは毎年更新されるということ。
仮にリストを参考にして現地の専門学校に通ってスキルを身につけたとしても、就学中にこれらの職種の人材が十分に補充されれば、卒業頃には職探しが難しくなるという悲惨な状況が起こります。
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オーストラリアでは移民を目指す人も多いけど、就労ビザや永住権の規定に振り回される人が本当に多いです。
これは私がオーストラリア就職を諦めた一つの原因でもありました。
ちなみに海外就職に有利な職種一覧はこちら。

実際にオーストラリア就職を果たした友人の例
日本食レストランで社員になる
おそらくこれはかなり多いケースですね。
現地の大学を卒業して学位をとった人でもこのような道を辿る人は多かったです。
レストランのオーナーからすれば日本人スタッフはよく働くし、責任感もある。
日本語での意思疎通も図りやすい。またビザをスポンサーしている分辞める人も少ない。
これだけのメリットがあります。
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>> ワーホリで日本食レストランで働くことについて | 日本ワーキングホリデー協会
大学、大学院で専門分野を学んで現地の企業に就職する
数は少ないですが、このような道を歩んだ人もいます。
専門分野はかなりニッチなところが多いです。
デメリットがあるとすれば、就職が叶わなかった時に他の就職先を探すのが難しい、学費が高いなどでしょうか。
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IT、エンジニア関連での就職動向
僕はこのブログで海外就職にはIT系の職種を強く勧めているのですが、オーストラリアでのIT系の就職状況について考察を簡単にまとめます。
就職活動はシドニーで
僕はアデレードという田舎町でIT系の仕事を探しましたが、かすりもしませんでした。
インターンで無給でも良いという条件を提示してもです。
理由はというと、Web系は5〜6人でこじんまりと仕事をしているオフィスが多い、制作はオフショアに外注している、などが多かったです。
その後シドニーの就職エージェントに相談に行ったのですが、紹介料が10万円くらいかかる上に、未経験では厳しいという話を聞いたので断念しました。
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労働ビザ支給に必要な最低年収(給料)
この時エージェントにアドバイスされたのは、オーストラリアでは労働ビザ支給時に最低年収(53900ドル)が条件づけられているので、未経験の人に労働ビザが支給される可能性は限りなくゼロに近いということ。
日本円で言うと450万円(1AUD=85JPYの場合)くらいです。
なので日本で経験がある人にとっては可能性はありますが、オーストラリアで大学や専門学校を卒業しても未経験であれば労働ビザをスポンサーしてくれる企業を見つけることはほぼ不可能だと思います。
オーストラリアで就職を果たすには
オーストラリアは移住先として人気の高い国なので、就職→永住権取得のハードルがものすごく高いです。
なので事前の計画はとても大切でしょう。
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- オーストラリアで働けそうな職種を決める
- その職種で、日本で3年くらいの職務経験を積む + IELTSのスコアを取る(目標アカデミック7.0)
- オーストラリア現地の専門学校に行く+ 就職活動やインターンを始める
- 卒業と同時に働けるようにしておく
気の遠くなるような期間にはなりますが、キャリアを積むにはとても良い計画だと思います。
もちろん、職種は自分が好きな分野であれば良いですね。
おすすめはITのインフラやセキュリティ系ですね。
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仕事&求人情報
正社員就職用の求人
正社員用の求人を探すのであれば、英語の求人サイトを利用します。以下の二つが有名どころです。
留学する前に一度どんな仕事に需要があるか見ておくと良いかもしれません。
需要が多いのは、残念ながら面白くなさそうな仕事が多いですね。
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あとアルバイトとかであればGumtreeというサイトが有名です。
日本人向け求人情報(アルバイトも含む)
上記4つはオーストラリア全土のポータルサイト的存在です。
ただし、メルボルンとアデレードに限っては以下のサイトからの方が求人が圧倒的に多いです。
- DENGON NET(メルボルン)
- GO豪メルボルン(メルボルン)
- GO豪アデレード(アデレード)
オーストラリアの就労ビザ
2017年の4月にオーストラリアの労働ビザに大幅な改正がもたらされたようです。
>> オーストラリア就労ビザガイド(2017年8月 最新情報追加) | 日本貿易振興機構(ジェトロ)
まとめ
一長一短でできるものではない、それがオーストラリア就職と言えるでしょう。
難関ではありますが、挑戦する価値はあると思います。
お給料は高いし、ライフワークバランスも取れている。
国家としても優秀だし、経済も好調。資源もある。
世界のヘイショー
迷っている人は、まずは観光ビザで3ヶ月くらいで住んでみるか、ワーキングホリデーで1年か2年くらい住んでみることをおすすめしますよ。
ちなみにオーストラリア就職が果たせなかった僕はフィリピン就職→ハワイ転職という道を辿りました。
オーストラリアの就職活動記録と、その後の進路についての経験談は以下をご参考ください。

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